妊婦さんの施術について
●当院では、妊婦さんの施術も行っております。
妊娠中の体は、骨格(骨盤や腰椎)もホルモンバランスも通常とは異なりますので、整体の技術・施術も通常時と異なります。
当院では全スタッフが妊婦さん用の施術を習得しており、ご安心して受けて頂けると思っております。
●妊娠中の整体を受けるメリット!
<妊娠中の腰痛に!>
・妊娠中は誰もが、お腹の重さや、羊膜の膨らみにより腰椎が圧迫され腰が痛くなりますが、あまり痛いのを我慢していると
血液中にストレスホルモンが分泌されてしまいます。その血液は赤ちゃんの中にも流れているので、痛いのを我慢し過ぎる
のも赤ちゃんの発育には良くありません。整体によりその痛みを緩和することが可能です。
<骨盤の歪みに!>
・骨盤は赤ちゃんのベット、それが歪んでいると羊膜がキレイに丸く膨らみません。
それに腰痛の温床ともなります。赤ちゃんの健全な発育の為にも骨盤が真っ直ぐな状態にしておいて下さいね!
<安産の為に!>
・骨盤が歪んでいると出産時、微弱陣痛になりやすい事が医学的にも知られています。
その他にも骨盤が歪んでいると赤ちゃんの通り道である骨産道が広がらず赤ちゃんが出てきにくくなります。
骨盤の歪みを取り整えておくことで骨産道はきれいに広がり安産になりやすくなります。
また、きれいに開いた方が産後の骨盤も元通りに閉じやすくなります。
ですので、臨月であっても施術を受けることはできますので、ご相談ください。
<妊婦施術での、注意事項・制約!>
●妊娠初期の5ヶ月未満は整体を受けられません!
妊娠初期(三ヶ月以内)は子宮内膜への着床が不安定ですので、それを安定させる(流産し難くする)このときだけの
特殊なホルモンが分泌されています。この期間は、整体を初めとするマッサージ系統はホルモンバランスに変化を与える
可能性があるため、受けるのを控えていただいた方が良いです。またこの流産をし難くさせるホルモンの出ている期間には
個人差がありますので、安全の為、安定期と言われる5ヶ月目からの施術が望ましいと思われます。
●産後骨盤を締めた方が良い理由
日本人は骨盤の遺伝的な形状から産後、骨盤が元の大きさに戻らず、広いままになってしまう人が2/3いると言われています。
海外では国の保険で産後の骨盤をカイロプラクティック(整体)で締めるところまで保障してくれるところもありますが、日本では
放置状態が普通となっていました。(産婦人科で骨盤ベルトを指導されることはあります)
広くなった骨盤は下半身を太くし、太りやすくします。ですので、産後骨盤を締めた方が良いのですが、産後3ヶ月は
行わない方が良いでしょう。その理由は「産後3ヶ月は骨盤を締められない理由」を参照してください。
●産後3ヶ月は骨盤を締められない理由
出産直後から、スイカの様に大きくなっていた子宮は収縮をはじめ、3ヶ月かけて、本来のコブシ程度の大きさへと戻ります。
それに伴い、圧迫されていた内臓も本来の位置へと移動します。骨盤もそれに伴い閉まっていきます。
ですので、産後3ヶ月は内臓の位置は安定しておらず、この時期に強制的に骨盤を締めたりして内臓に外部から圧力を
かけてしまうと内臓などが正しい位置に戻れなくなってしまう危険性も出てしまいます。
また、この間は子宮や卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)も子宮が本来の大きさ状態に戻っていない動いている
状態ですので分泌されません。それにより骨密度も低い状態になってしまっていることが多く見られます。
以上の複数の理由により、産後3ヶ月は骨盤締めの施術を受けることは出来ません。
4ヶ月目〜6ヶ月までが骨盤を締める最高のタイミングと言われています。
(産後6ヶ月までは骨盤が動けるよう靭帯を緩めるホルモンが出ている為)
この期間を過ぎていても産後1年未満であれば骨盤は閉まりやすいので安心してください。
また、体の歪みさえなければ産後に関係なく骨盤は締めることが出来ますので、ご相談ください。
●妊婦さんの施術は「30分コース」のみです。
妊婦さんの施術は横向きでの30分コースとなります。
筋肉をほぐすことにより筋肉中の老廃物が血液中に絞り出され、楽になるのですが、その絞り出された老廃物は
血液の中を通って肝臓・腎臓と経由し最終的には尿酸窒素として体外に排出されます。
その過程で当然、赤ちゃんの中もその血液は通り抜けます。赤ちゃんの細胞は劇的に毎日増殖している最中ですので、
そこへあまり老廃物の濃い血液が流れるのは良いはずがありません。
ですので、血液中の老廃物が出過ぎないように30分と時間を限定して施術させていただいています。